治験モニターのメリットとデメリット
きなこ
治験モニターってメリットばかりなの?
あんこ
もしデメリットがあるなら、ちゃんと知っておきたいよね
治験モニターのメリットとデメリットについてまとめました。
治験モニター 5つのメリット
メリット1
最新の治療が受けられる
治験では
- 従来の治療法よりも効果の優れた、最新の治療
- 新薬を使った治療
を受けられる可能性があります。
従来の治療法では効果がなかった人や、従来の治療法には適応できない人が、治験に参加することで病状を改善できるかもしれません。
日本では、新薬が国に承認されるまでに長い時間がかかります。
病気で悩む人にとって、国の認可を待たずに最新の治療法をいち早く試せるのは、大きなメリットでしょう。
メリット2
自分の健康状態について詳しく知ることができる
治験では薬の安全性・有効性を確認するために、被験者に様々な検査を行います。
無料で健康診断が受けられるのはありがたいですね。
経済的な理由で健康診断をあまり受けられない人には大きなメリットです。
メリット3
無料で病気を治療でき、医療費の負担が減る
治験の費用は全額、治験実施者(製薬会社)が負担します。
疾患者を対象にした治験では、無料で治療を受けられます。
治験に参加することで、医療費を節約できるのは大きなメリットです。
メリット4
高額の謝礼金(負担軽減費)をもらえる
治験でもらえる高額の謝礼金(負担軽減費)は大きなメリットです。
治験の謝礼金は所得税法上の雑収入にあたります。
給与所得者の場合は、副業でアルバイトをするよりも税金がかかりにくいです。
関連記事:Q&A「治験の謝礼金に税金はかかるの?」
メリット5
医療の発展に貢献できる
治験に協力することで、新たな治療法や新薬の実用化に貢献できます。
医学の進歩には治験モニター(ボランティア)の存在が必要なのです。
治験モニター 3つのデメリット
デメリット1
治験は通常の治療よりも手間がかかる
治験では安全性が重視されるため、通常診療よりも多くの検査や通院が必要になりがちです。
忙しい人は通院回数の多さ、拘束時間の長さが負担になるかもしれません。
デメリット2
健康被害を受ける可能性がゼロではない
治験は参加者の安全に細心の注意を払って実施されますが、花粉症の薬を飲んだら眠くなるように、どんな薬にも何らかの副作用があります。
治験に参加して健康被害を受ける可能性は極めて低いとはいえ、ゼロではありません。
治験の内容に不安を感じるときは、治験責任医師にどんなリスクがあるのか聞いてみましょう。
リスクを許容できる場合のみ、治験に参加すると良いですよ。
デメリット3
期待した治療効果が得られないこともある
病気の人が治験に参加する場合、新しい治療法や新薬で病気が良くなることを期待しますよね。
ところが、治験で
- プラセボ群(※1)
- 対照薬を服用するグループ(※2)
に振り分けられた場合は、新しい治療法・新薬による治療は受けられません。
残念ながら、治験に参加しても病気が良くなるとは限らないのです。
治験では副作用に対する補償はありますが、被験者の病気が良くならなかったことに対して補償はありません。
期待した治療効果が得られない場合もあると知っておきましょう。
※1 有効な治療や投薬を行わないグループ
※2 新薬ではなく、既に販売されている類似薬を服用するグループ
関連記事:「新薬の治験では新薬を試せないこともある」
治験モニターのメリットとデメリット、
どっちが大きい?
治験モニターにはデメリットもありますが、
- 高額の医療費に悩んでいる人
- 従来の治療法では回復する見込みがない人
にはメリットの方が大きいのではないでしょうか。
あんこ
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